伝えたいこと。伝えてほしいこと。

人生をかけて幸せにしたい人がいます。たくさんの愛をくれたあの人にどうしても伝えたいことがあります。またいつか出会う日までの日々を書き続ける、そんなブログ。

33歳、ワンピースを見る

6連休中です
なにして過ごすねん的な思いはいつのまにか息子の宿題で吹っ飛びましたが、その話はまた後日


連休始まって2日目、母親が映画に行こうというのでしぶしぶ行くことにしました
日々なんだかんだ元気に過ごしてるとはいえ、この精神状態で映画館なんかめちゃくちゃ嫌で

もーほんと、入り口から匂うキャラメルポップコーンの甘い匂いとか
うっすら暗めで高い天井、大きいスクリーン、密閉された空間
そんなことを思い出すだけでキューってなるんですよ心の臓が

でも母親は私の気持ちもつゆ知らず
すでにみたい映画まで決めていて、子どもたちにももう話している様子
ふと目をやる子どもたちの目はキラッキラ
それもそのはず、行ったことないですから映画

って事で、行くことにしたわけです
お金も母がもってくれるっていうし
キラキラのおメメに向かって「え?嫌やわ」とか言えないし
路線変更しようにもお盆の時期はどこも賑わってるわけで
映画も乗り気じゃないけど出かけること自体が乗り気じゃない私
家族連れやカップル、友達同士でワイワイ賑わってる場所になにが楽しくて行かなきゃいけないのか
家でドラえもんでも見てたい
夏休みったいったらドラえもんじゃないですかやっぱり?
のび太が夏休みなのにうちはどこへも行けないとか、夏休みが半分終わったのに自由研究が全然進まないとかで
ドラえもんが道具を使ってそれを解消するにも宇宙からとか地底からとかはたまた絵本の中から悪役が出てきて
ドラえもんの道具が活躍するぞって時にポケットを無くしたり落としたり盗られたりして
移動するにもタケコプターが壊れたり電池が切れたり勝手に飛んで行ったり

そんなのを見て過ごすのが夏休みっぽいじゃないですか
そんなのび太と過ごす夏休みの2時間の方が幾分か癒されるのになぁ


で、母親が映画に誘った1番の理由が韓国アイドルのドキュメンタリーみたいな映画を自分が見るためだったらしく
私がもっぱら興味を示さないのを知っていた母は孫(5歳)を連れて二人で観ると

で、私と息子はワンピースを見ろと

そういうわけです



「え、娘よ。あんた韓国アイドルの映画見るの?」
「うん!みるみるー!私好きー!」
「…へぇ」

って本人も納得してる様子
娘はあんまりこだわりがない
なんでも好き
なんか好き
多分好き
そんな感じ
多分、ピンクでキラキラ光ってるものは全部好き
クリスマス前に流れるCMのおもちゃは全部「一番欲しかったもの」になりうるし
映画も行けるだけできっと楽しいと思っている
観ることより行くことに重きを置いてる感じ

まぁいいけどね


それより問題は私
なにが楽しくて家族連れ、カップル、友達同士で賑わう映画館に心の臓に針を刺したまんまキャラメルの匂いのするポップコーンを抱えて2時間もワンピースをみなきゃならんのだ
せめてトイストーリー4とか
ペット2とか

…さ?あるやん?
いや、嫌いじゃないよワンピース
漫画は読んでた
話も好き
泣いた泣いた
ナミのとことチョッパーとロビンのとこでは泣いたよ確か
昔すぎて覚えてないけど

けどなんてゆうか
家族連れ、カップル、友達同士で賑わう映画に心の臓に針まで刺していくのにワンピースかよ感
あるやん?



でも行きましたとも
ちゃんと


で、映画館の中に入って心臓のチクチクを感じながら息子を見ると
本当に目から星がキラキラ出てるんじゃないかってぐらい嬉しそうで
息子の中で、今日この瞬間は「初めて映画館に行った思い出」として残るんだなとおもって
それを見るとやっぱり来てよかったなっておもっちゃうね



で、始まって2時間後












「ウソップーーーーー!!!」










って心で叫びましたよね
要するにすごい面白かったです
なめてた
ワンピースをなめてた
今の精神状態で見るから余計かな
あぁ、ルフィって只者じゃないとか
麦らわ海賊団の絆ってすごいとか
ナミかわいいとか
ロビンたくましいとか
多分みんながすでに知ってることを改めて感じたんですよね

敵がもうめちゃくちゃ強いわけ
力もそうだけど、もののけ姫デイダラボッチみたいにでかいわけ
勝てるわけないやんってぐらいの
実際いたらそいつに向かっていくとか狂気の沙汰
私のパンチなんかそいつに蚊が刺すよりもダメージを与えられないだろうし
ってか近寄ろうもんなら踏み潰されて終わっちゃうね
蟻みたいもんよ蟻
蟻がさ、人間にパンチしてやっつけちゃう偉業を成すぐらいのことをルフィはやってるんですよ

まぁ、これは私の感覚としてです
あんまり細かいところは気にしないで



それでもルフィは自分が倒すってことに微塵の迷いもないんです
自分が仲間を助けるってことにブレがないんです
なにさ、かっこよすぎやん

で、私が一番よかったなと思うのがウソップで
ウソップもイチ戦闘員として船長の援護に命を賭けるわけです
どんなに自分が怖くても船長が信じて進むことに対して、同じように信じてついていくんです
どんなに敵が強くても、船長が戦ってる以上誰一人として諦めないんです


「まぁそれはアニメだから」なんですけどね
「現実はこんなにうまくいかない」んですけどね
こんな怪物はいないし
ゴムゴムの実もない
航海で気ままに生きてなんかいけない





実際生きてて出会う敵とは
嫌味な上司であったり、ソリの合わない知人であったり、自分自身の弱い心だったり

実際生きてて戦うってことは
パンチだとか技とかではなく
自分の意見を言うとか、うまく距離をとるとか、なにを言われても気にしないとか、明るく元気でいるとか


そんなもんです

あからさまに敵とわかるものでもなく
倒す方法も様々で
地味です





そんな地味な世界で
ルフィみたいな人はいるのか
ウソップみたいな人はどれだけいるのか



なんか、そんなことを考えてみてました





ウソップ、途中で鼻がベキベキに折れてたけどいつ治ったん?





なんか、そんなことを思いながらみてました



33歳、ルフィとウソップに元気もらいました

以上、航海術を持ってない方のナミでした






で、一方韓国アイドル映画を見てた母と娘ですが
娘は途中からつまんないと言い映画の半分以上は寝てたそうです

だろうね






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