伝えたいこと。伝えてほしいこと。

人生をかけて幸せにしたい人がいます。たくさんの愛をくれたあの人にどうしても伝えたいことがあります。またいつか出会う日までの日々を書き続ける、そんなブログ。

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今日は外のベンチで座っている時間が長かった
何もする気になれなかった
このままではイカンと思い
昼からは子どもと犬を連れて田舎道を散歩した

いつも犬の散歩は祖父の仕事だ
子どもたちはここへきてからほぼ毎回ついて行っている
田舎の田んぼ道を歩くと
子どもが先導して次はこっち、次はこっちと教えてくれた

ここへきてからクルマを借りて携帯ナビを片手に、区役所やスーパー、公園などへ出かけているが
田舎も田舎

ある時は民家の間を抜ける細い道へ
「一方通行ちゃうん」ってぐらいの
ある時は木に囲まれた土の道へ
「山ちゃうん」ってぐらいの
ある時は見渡す限り田んぼしかない
どこまでも直進オンリーの道へ
「いやっほーい!」

とにかくいろんな道がいっぱい
もちろんこんな道ばっかりではなく
ちょっと出れば多少は栄えてます
クルマもいっぱい
お店もあるよ
ってか通りやすい道が少ないから
みんなここ通るんか
だから多いんか
で、それを避けるために
すごい道行かすんかナビよ

カーブも多い
しかもクルマ一台しか走れないような道でグネグネと必要もないのに曲がってる
いや、必要だから曲がってるね
調子に乗って、ブーンとスピードを出すとカーブの先に対向車がいてびっくりなんてこともある

混むところは混むし
空いてるところは空いてるし
もう前も後ろも車がないっていう状態なんかよくある
街灯なくて真っ暗な道もあるし
いや、民家がなくて真っ暗な道もある

と、まぁいろんな道がある


人生の道も同じか



と、ふと思った

犬の散歩を先導する子どもたちのように
こっちこっちと決められたコースを歩く時はなんの不安もない
「ここは車通るから紐を短くもつんやで」
と、アドバイスまでくれる
「近道する?遠回りする?」
と、気分や疲れに応じて道を選択できる術まで知っているではないか
私はのほほんと風景などを楽しみながらついて行くだけだ

が、いざ自分で知らない道を初めて通る時はワクワクよりも不安が多い
どのポイントが注意しないといけないなんて知らない
いきなり横からおじいちゃんが出てくるとか知らない
走るとこ走るとこ似たような道で覚えられない
そもそも地名わからんから看板みてもわからない

ナビがあるからなんとかたどり着けるだけで、自分の力オンリーで出かけようものならたどり着けるかすらもわからない



人には宿命がある
運命と呼ばれるものもある

宿命は人の進むべき道、変えられないもの、変化しない1本の道

運命は道が減ったり増えたりする自由な道

運命は変えられる!っていうのをよく聞くけど本当にそう
変えれるんです
自分がこうしたいと思うように

宿命は目的地
そこに向かって私たちは道を歩く
人によって宿命はいろいろあるようで
でもだれも自分の宿命が何かは知らない
ある人にとっては
「夫婦仲良く生涯を共にする」
だったり
またある人にとっては
「世界を救う!」
だったり

その規模の大きさや達成の難易度は
人によって違う
一回の人生だけでたどり着けるものでもない
何度も輪廻転生を繰り返して少しずつ近づいていけるようなもの


私がナビを使って車で走る道に、たくさんの種類があるように
人生にもたくさんの道があります
社会の道
夫婦の道
家族の道
親子の道
バツ2の道とかもね
シングルマザー職なしの道とかもね


どの道も実は孤独な道
一人ではない
けど、孤独
進むには自分が前を向いて歩くしかないんです
力強く

そうして、人生という大きな道を歩いていると途中で何度も迷います
迷いに迷います
ナビがあるわけでもなし
一度道を通ってて知り尽くしている子どもたちが先導してくれるわけでもなし
いや、時と場合にはそういうこともあるでしょうね

迷って迷って、歩くのに疲れたり
後ろ向いてみたり、休んでみたり

でもこの迷いの道こそが、本当の道を進んでいるという証拠です

迷うのが嫌で、楽な道へ楽な道へと行くのは目的地からどんどん遠ざかります

迷いの道にいる人こそ、向上心をもって前進しようとしている人なんです





目的地へ向かうために
私たちは道をひたすら歩いていて
それは孤独で
でも一人ではなくて
わからない地名の看板が道中たくさん出てきて
近道だよって教えてくれる人がいたりもして、でも実は遠回りなことにも気がつかなくて
いきなりカーブもあれば
いきなりおじいちゃんも出てくるし
けどこっちだよー!ってこどもが無邪気に教えてくれる道に行ってみたら
ポカポカ陽気な散歩道だったり


今どの辺まで進んでるのかもわからず
いや、進んでるのかどうかもわからず
もしかしたら一歩進んで二歩さがるペースなのかも?と不安に思ったり
見渡す限り誰もいない真っ暗な田んぼ道
だったり

ふと見上げれば、目的地までビューンとロケットに乗ってる人が見えたり
後ろから徐々にスピードを上げて走ってきている人がいたり
横道へ逸れていく人を見かけたり
全速力でスタート時点にもどっている人とすれ違ったり

そうして進んでいく中で
たくさんの人と出会い、仕事をしたり、家庭を持ったり、趣味に明け暮れたり、友達を作ったりして
たくさんの経験をする

同じような道を何度も何度も繰り返すかもしれない
それでも諦めず
まっすぐ前だけをみて歩き続けた道の先に、目的地を見つけるのです


この道のゴールで
何人の人の心を動かし、勇気を与え
しっかりゴールテープを切ることが大事

道の道中で、たくさんの経験を積めれば
きっと有終の美を飾り
素晴らしい人生を送れるはずです

さあ、明日も進もう




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