伝えたいこと。伝えてほしいこと。

人生をかけて幸せにしたい人がいます。たくさんの愛をくれたあの人にどうしても伝えたいことがあります。またいつか出会う日までの日々を書き続ける、そんなブログ。

押し寄せる波

ちょっとしたことですぐ泣くのが私

泣いたらあかんと思ってもぼろぼろ泣くのが私

寂しくて泣くし

怒られて泣くし

嬉しくても泣く

 

でも彼が去った日から

全然泣けなくなった私

 

感情が振り切ったのか、

彼を待っててボロボロ泣いてた時よりもしんどいのに涙が出ない

強くなったのかもしれない

でもいつか、ふとした瞬間に

今まで溜めてきた涙が出るんじゃないかと思っていた

 

次男を亡くした時もそうだったからだ

 

お通夜、お葬式、火葬、役場の手続きなどいろいろ目の前にしないといけないことがあったから

後からになってどっと悲しみが押し寄せてきた

それはもう、生きていく気力がなくなって、真っ暗で光が当たらない深い深い底へとどんどん沈んでいくような

そんな悲しみと

恐怖だった

 

 

それが怖かった

きっと来ると思ってた

 

 

そしてやっぱりそれはきた

グッと引いてた波が、一気に押し寄せてきたようだった

涙が次から次へと

ポロポロと止まらなくて

久しぶりに泣いた

 

 

 

昨日の夜のことだった

昨日は日中からずっと心が晴れなかった

何をしてもどこにいても

子どもたちとの会話も

親や、祖父母との会話も

どうしても、満たされない

 

仕事が無い中、家があり、家族がいて

ご飯も食べれて、お風呂は温泉

この先ずっとこのままの状態ではないとはいえ

今日という日を何事もなく過ごせているのに

 

 

きっと私は幸せなんだろう

いきなり帰ると言って、受け入れてくれた祖父母と母

子どもたちは変わらず元気だ

環境が変わっても、しっかり適応してくれている

心配してくれる友達も、

疲れをほぐしてくれる足のマッサージ機もある

(今ちょうどほぐされ中)

 

私は贅沢なんだろうか

なぜ満たされないんだろうか

ただ一人、大好きな人がいないだけで

なぜこんなにも景色が曇って見えるんだろう

 

そこでふと思ったのだ

「なぜ私はここにいるんだろう」

「私は何をしてるんだろう」

「なぜ彼がそばにいないんだろう」

 

 

今まで隠してた感情が全部むき出しになった気がした

散々ブログで、前向きに前向きにって言って

ここにきたのも意味があるとか言って

絶対伝える

絶対会えるって

散々言ってきた

 

その裏の

でもやっぱり寂しいとか

認めたくないとか

今すぐにでも会いたいとか

過去に戻りたいとか

 

そんな感情が涙となって次々に溢れた

 

すると、友達から連絡が来た

日中に私が送ったLINEの返事だった

私は自分の気持ちを友達に伝えると

友達は、一つ一つしっかり受け取って

返事をくれた

 

「待って待って、この先どうなるんやろ」

私は言った

 

「だから待たんでいいって、待ってるって思うからしんどいんやで」

と、彼女は返した

「好きに生きたらいい」

 

「うん。好きに生きてる

やりたいようにしてる

待ちたいから待ってる

だから文句ないはずなんやけどな」

 

「身をまかせるしかないと思う

人生はうまくいくようになってるんよ

どうあがいたって今の状況が最高なんよ

というか、最高の結末のために今があるからそれを避けては通れないし、それでいいのよ

とりあえずその時まで

しんどいけどなんとかくぐり抜けて

待つしかないのよ」

 

 

不思議だった

いつも私が悩んでる時に言う言葉と同じだった

知っていたはずで

わかっていたはずで

でも友達に言われてそれが初めて

「あ、そうだったな」と理解できた

 

人にはそれぞれ壁がある

乗り越えないといけない時がある

高いか低いかは人によるかもしれない

けど、高くても低くても

登るときは必死で

その瞬間のしんどさはきっとみんなおんなじだ

 

「ナミはたっかい壁を用意して修行してんねんな」

 

 

「高くてしんどいわ

けど

登りたいから登るわ」

 

 

でないと、私は納得できない

しんどくない道を選ぶこともできる

でも敢えてその道を選ぶ

っていうか、それしか選択肢がない

それしか、したくない

したいことをしてるだけ

ただ、それだけ

 

 

今までもいくつかの壁は乗り越えてきたはず

その登る辛さは毎回同じで

前に経験したことが比にならないほど辛いことが次やってきても

その時にはそれを乗り越えれるだけの強さが自分にはあって

だから毎回同じように辛い

けど、あとからその辛さを忘れてしまうのは

その後に感じる幸せがあるからだろう

 

次男の亡くなった時でも

あとからちゃんと前を向けた

今回もそうだ

進んでは止まり

止まっては戻り

もう進みたくないと思った次の日に

何歩も進んでいたりする

 

 

だから、心配ないのだ

人生はなるようになってて

苦しいことも、悲しいことも

待ってることも

全部無駄じゃないのだ

 

押し寄せる波のように

ドッと悲しみがきても

また引いて

また寄せて

少しずつ波は穏やかになる

 

 

「いい人生やん」

と彼女は言った

 

 

その言葉を聞いて

私は嬉しくなった

 

 

 

 

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