伝えたいこと。伝えてほしいこと。

人生をかけて幸せにしたい人がいます。たくさんの愛をくれたあの人にどうしても伝えたいことがあります。またいつか出会う日までの日々を書き続ける、そんなブログ。

今も昔も、兼好も私も

「世は定めなきこそいみじけれ」






徒然草吉田兼好の言葉です

「この世の全てのものは無常で
明日のことがわからないからこそ、素晴らしいのだ」

「無常」とは「不定」と同じ意味で
一切のものは絶え間なく変化して一定ではないということ

そして、あしたのことはどうなるかわからない、死と背中合わせに生きていると言う意味が裏に隠れています

当時の人は「無常」は儚く辛いものとして嘆き悲しんだのに対し、
兼好は「この世は死があるからこそ、素晴らしいのではないか」と言います





死があるからこそ
生きることが尊い





自然は季節ごとに景色を変え
日々成長し一つとして同じところに留まっているものはない
だからこそ私たちは
自然を見て情緒を感じたり、感動したりするんじゃないでしょうか


病気の痛みを知ってるからこそ
健康でいられることが幸せだと知るのではないでしょうか


辛い時を体験するからこそ
小さな幸せに気づけるのじゃないでしょうか





人は幸せであればあるほど
慣れていきます

だんだん当たり前になっていきます

息ができることも
体が動くことも
毎日ご飯をたべれることも
住むところがあることも

慣れていくからこそ
不満が出てきます

人生が無常でなかったとしたら
なにもかもうまくいっている状態がずっと続くとしたら
病気や悲しみ、辛さ、変わってしまう儚さを知らなかったら

あることが当たり前と思い、慣れ、結局満たされないと言うんじゃないでしょうか
無くなるかもしれないと思う気持ちすら無いなんて
そんなに寂しい人生があるでしょうか



変わってしまうからこそいい









私は勉強が嫌いでした
けど、大人になればなるほど勉強しておけばよかったなというあるあるに気付きました
学生時分は気がつかない
勉強する場所を失って、大切さを知る
あぁ、儚い


いや、そんな話ではなく

図書館へ行き、ふとこの徒然草について書かれている本を手にとって読みたくなりました
わかりやすく解説してある本で、とても読みやすかったです
33歳、徒然草をはじめてちゃんと読みました

今読んで思うことは
昔も今も、兼好も私も
人生についていろいろと思いを巡らすのは変わらないんだなと
「何のために生きてるのか」とは永遠のテーマなのかなと

みんな、何かを信じ
誰かに裏切られ
何かを得
それを無くし
変わることを恐れ
永遠のものが欲しくなる

誰しもが幸せになりたいと願う



誰もが困難に直面し
人生について考える瞬間があるからこそ
生きるということに深みがでるのではないでしょうか

今日もいい本が読めました



あと、兼好が言うには老いていくのはみっともないから40ぐらいで死ぬのがちょうどいいそうです
そう言って70まで生きた兼好です
健康だったようです

ありがとうございます










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