伝えたいこと。伝えてほしいこと。

人生をかけて幸せにしたい人がいます。たくさんの愛をくれたあの人にどうしても伝えたいことがあります。またいつか出会う日までの日々を書き続ける、そんなブログ。

冷蔵庫スペース戦争

冷蔵庫から3年前に期限が切れてるものがでてきたことありますか?

乾物ばかりを入れている棚ではなく
ラーメンをしまう箱の中ではなく
ストック食材を置くパントリーの中でもなく

冷蔵庫からです

3年前に期限がきれてからもなお
冷やされ続けてる食品を見たことありますか?
私はあります
手のひらにあります
すごく捨てたいなうです

私たち家族3人はばーちゃんの家に居候中です
そのばーちゃん家の大きな冷蔵庫にはいっぱい食品が詰まっています
漬物とか昨日のおかずとか漬物とかスイカとか漬物とか漬物とか漬物が詰まっています

お皿にラップされて入れられてるものもあり
タッパに詰められてるものもあり
タッパに詰められてさらにビニール袋に包まれてるものもあり
っていうかビニール袋に包まれているものが大半あり
冷蔵庫も冷凍庫も野菜室もビニール袋
もう、触る気が起こりません

昨日息子の運動会で、お弁当の食材を買ったのはいいものの入れるところがなかったので
私はその未知のゾーンへと手を入れることにしました
が、怖すぎたのでそのビニール袋達を重ねたり向きを変えたりして
食材が入れれるだけのスペースを確保して扉を閉めました

これは生半可な気持ちで手を出してはいけないものだと察した私は、忘れることにしようとしました

ばーちゃんはばーちゃん
私は私
みんな違ってみんないい





…いやしかし、わたしはしばらくここに住みます
この冷蔵庫問題を見て見ぬ振りで生きていっていいのでしょうか
わたしは何のために生きているのだ!
人を幸せにするためじゃないのか!
冷蔵庫にスペースを開け
スムーズなものの出し入れ、住みよい暮らしを提供することは
家族を幸せにする一歩ではないか!
これは「どがんかせんといかん」です!
3年も無意味に冷やされ続けた食材を今こそ助け出す時です!
これは冷蔵庫と私の戦いです!
そしてスペースを!
冷蔵庫にスペースを!!
ただ、買ってきたものを普通に入れたい!!!



しかし、簡単にはいきません
ふと取り出した食材が3年です
まだ奥には、それをはるかに超えてくる逸材が眠っているのは明らかです
その食材をそのままゴミ箱へとブチ込めればいいのですが
なんせ分別にうるさい地域
立ちはだかる壁は高く、そして厚い

それからここはばーちゃんの家で、ばーちゃんの冷蔵庫だということを忘れてはなりません
ばーちゃんにもプライドがあります
33の孫に「もうちょっと冷蔵庫を整頓をしたらどうか」と提案されるのは
ばーちゃんの83年生きてきた経験、冷蔵庫との付き合い方を否定しかねません
ばーちゃんにはばーちゃんのやり方があります
プライドを傷つけずに、冷蔵庫の中を整頓する方法を見つける必要があります



まずは第一声が大事です
第一印象が大事です
魔女の宅急便のキキも言ってました
「笑顔よ。第一印象を大事にしなきゃ」と


なるほど笑顔
言葉ばかりに意識がいって笑顔になるという簡単な方法を忘れていました
笑顔で言う
ありがとうキキ

次のステップは第一声
ここは素直に
「おばあちゃん!いつもありがとう!
私に何かできることないかなと思って今日は冷蔵庫を整頓してみるね(ニコッ)」

いや、キャラじゃないな
丁寧に話してみましょう

「長年にわたり、冷蔵庫とおばあちゃんとはうまく付き合ってこられたと思いますが
私も一端の主婦、片付けスキルを上げるため沢山の本も読みました
実践もしてまいりました
きっとなにかのお役に立てるはずです
少しばかり、この力をおばあちゃんと冷蔵庫のために使わせてもらえませんか」

遠回しにディスってます
丁寧に言えば言うほどプライドを傷つけてしまいます
ここは若さを前面に押し出すほうがいいかもしれません

「ちょっと〜冷蔵庫パンパンじゃん!
3年ものとかまじ?ばーちゃんウケるw捨てるべきじゃねw」

私の思考は大したことないと
今ここで分かりました

とかなんとか考えてると
なんとばーちゃんが美容院に行くというではありませんか

チャンスがきました
第一声云々より
やってしまえばいいのです

「あ、それもう期限切れてたから捨てといたよ☆」

うん、一番しっくりきます
万歳!事後報告!




ばーちゃんの車が門から出たのを確認し
いざ冷蔵庫へ!
扉を開けてドアポケットから退治していきます

17年…16年…18年…
すごいです
日にちを確認するまでもなく
年でもう処分が決定していきます

コラーゲンドリンク
明太子マヨネーズ
変わったドレッシング
マーガリ
ガーリックマーガリ
わさびチューブ
わさびチューブ
わさびチューブ

すごいです
手に取るもの手に取るもの
全て期限切れです
私の右手が何か不思議な力を手に入れた錯覚さえもします

だいたい17年、18年の日付が多いです
1〜2年ほどの間、こいつらはドアポケットを占領し続けたわけです
お疲れ様
今日からもう冷やされなくていいんだよ
たまに16年が出てきます
3年間、お勤めご苦労様です
15年もあります
08の表示もあります
一瞬今が何年かわからなくなりました
もうここまでくると19年と書いてあれば1月だろうが2月だろうが新鮮に見えます
わさびチューブは3つのうち一番期限が新しいものを残すことにしました
19年3月5日です
もうこれは食べれます
全然いけます
このあと出したものを分別することを思うと、もうこれ以上は勘弁して欲しいのです
チーズは15年と表示されてますが、発酵食品だからという理由で残してしまいそうになります



ここで一つ気がつきました
これらは母が買ったものではないかと
母が自分で書い、冷蔵庫にしまい、
その存在を忘れたまま放置された感があります
期限が過ぎている物のラインナップを見てもわかります
だからばーちゃんは気付かなかったのでしょう
そんなものが積もり積もって、冷蔵庫が物で溢れ
必要なものもみえなくなり
わさびチューブを3つも買うわけです


そうしてドアポケットはきれいになりました
なり過ぎて物が立ちません
あいつらはただ冷やされてただけではなく、クッション材の役目も果たしていたようです

さて、ここからが本番です
冷蔵庫の中心部へと作業を進めていきます
ビニール袋との戦いです

いや、よくみるとビニール袋に入れられている物達は手前にあっだだけで
さらにその奥にはタッパと瓶が見えます

タッパと瓶

これはもう、賞味期限がわからない奴ら

においを嗅ぐか、食べてみるか、見た目で判断する領域に入ってきました
漬物、漬物、漬物ゾーンです

この辺はばーちゃん管理ゾーンであると判断して
私は再び、冷蔵庫の扉を閉めました


「今日はこの辺にしておいてやろう」

負けではありません
休戦です
だってまだやることがありますから
ドアポケットからだした期限切れの食材が台所で待っているからです


まず「ウイダーinゼリープロテイン」からです
フタと入れ物がプラなので
分別する必要があります
中身を生ゴミの三角コーナーへと出していきます

白いです
中身が白いんですけれども

ウイダーinゼリーの青は食べたことがあります
マスカット味です
中身は透明でした

赤いパッケージのプロテインは食べたことがなかったので、青のマスカット味と同じように透明のゼリーが出てくることをイメージしていたのですが
白いんですけれども

もしかしたら初めから白いのかもしれませんね
きっとそうなんでしょう
そういうことにしておきましょう

ドレッシングの中身
マーガリンの中身
塩辛の中身
次々に中身を出してはプラと燃えるゴミを分けていきます
マーガリンを箱から出した時は
一緒にバターナイフも出てきました
期限は2年前です
2年間、バターナイフは行方不明だったわけです
今日からまた、マーガリンを塗るために活躍できます
しかしマーガリンは捨てるのでしばらくゆっくりしててください
そのうちまた母がマーガリンを買ってきますから
そして食パンに飽きた頃、マーガリンと一緒に冷蔵庫で冷やされますから
その時私がまだこの家にいたら、助けてあげるよバターナイフ



かくして、私は冷蔵庫にスペースを空けることに成功しました
ドアポケットが空いた部分に、本来入るはずのドリンク類をいれることで
本体部分にスペースができたのです
これで、買ってきたものをスムーズに冷蔵庫に入れることができます
頑張ったご褒美に白くまアイスでも食べようではありませんか



と、ふと手をやる「冷凍庫」の取っ手

その上には「野菜室」






私はこれでも一端の主婦です
節約術の本も読み漁ったことがあります
冷凍庫は詰まっている方が、省エネにつながります
お互いがお互いを冷やすからです

だから冷凍庫の整理は必要ありません



野菜は冷やさなくてもイケる
常温でイケる
早めに食べきればいい

だから野菜室の整理も必要ありません





うん
いいことをした後は気持ちがいいですね






ちなみに、ばーちゃんへの事後報告ですが
ばーちゃん帰宅後早々
母が無神経にも

「ナミが冷蔵庫の食材いろいろ捨てたよ〜☆」

と、私に心の準備をさせる間も無く言い放ったわけですが
ばーちゃんの返事は

「そーね、ありがとうねぇ」

でした


人生そんなもん








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